【書感0006】とある飛空士への恋歌 [とある飛空士への追憶 / 恋歌]
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「とある飛空士への恋歌」
(犬村小六著、小学館ガガガ文庫刊)
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その刊行予定を知って以来待ちに待ったけどある意味読むのが怖かった、恋と空戦の物語の新作です。
とはいえ、「追憶」とは舞台となる世界が共通なだけで、ストーリー的にはシャルルもファナも関係ないんですね。なので、続編という言葉も適当ではないようです。しかも、単なる新作ではなく新「シリーズ」でした。
それはともかく……今度ももののみごとにやられちゃいましたよ。ラストの6ページで。266ページを読んだときには内心で高らかに叫んでしまいました。
そ、そうきたかッッ!!!
挿し込まれていた「ガ報」の作者インタビューで言われていた「前作は『ローマの休日』で今作は『ロミオとジュリエット』」の意味がよぉぉーくわかりましたよ。ええ。
それにしても、主人公のことを著者自ら「ヘタレマザコンナルシスト」って…………まあそのとおりなんだけど(^^;
とにかく、言いたいことは一つだけです。続編カモン。
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