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【迷場面0081】「666年保証です」 [終わりのクロニクル]

「至様、コーヒーをお持ちしました」
「いらん」
「Tes.、言ってみただけですのでご安心下さい。ここに捨てますか?」
「前に捨てろと言ったらお前は本当に床に捨てたな」
「Tes.、あれは私がここにきて二週間目のことでした。この記憶は深層五度の確認を行いましたので間違いは御座いません」
「ああ、俺も憶えているよ。結局俺が床を拭く羽目になって、初めてお前を分解してやろうかと思った記念すべき日だ。高性能な機械は言ったことをちゃんとやるから素晴らしいな」
「Tes.、二週間で分解整備とは至様は几帳面だと判断します。ですが御安心下さい。独逸UCATの誇るSfは内部を自動クリーニングするので666年保証です」
「ほほう、自動クリーニングなんて、そんな機能があったのか?」
 Tes.と頷いたSfは、自分の手首を軽く回して見せ、
「夜、することがないときに自分でパーツを外してブラシで丹念に」

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Sf×大城・至
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「終わりのクロニクル2<上>」
 第八章『答えの始まり』(P.217~218)
(川上稔著、メディアワークス電撃文庫刊)
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 オーバーテクノロジーの無駄遣いというか、凄いんだけどズレている、ザッツ・Sf。

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