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【迷場面0009】「思い出すだけにしろ馬鹿!」 [終わりのクロニクル]

「大丈夫か馬鹿野郎、あまり過去に浸るな。いいことじゃねえぞ」
「ああ、……でも、ついやってしまうんだよなあ」
「そういうときは女房の乳でも思い出しとけ」
 言われた通り、鹿島は素直に思い出した。
「ああ、いいなあ。そうだよなあ――」
「電車内なのに虚空を手でこね出すんじゃねえっ! 思い出すだけにしろ馬鹿!」

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熱田・雪人×鹿島・昭緒
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「終わりのクロニクル2<上>」
 第一章『焔の二人』(P.61)
(川上稔著、メディアワークス電撃文庫刊)
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 もはや愛妻家を通り越して単なる変態だ、鹿島(笑

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