【迷場面0140】「適当極まりねえ!」 [化物語]
「私はこの生涯を、阿良々木先輩に捧げると誓ったのだ。戦場ヶ原先輩との仲を取り持ってくれたからというのではない。阿良々木先輩がそうするに値する人だと思うから、そう誓ったのだ」
「誓った、か……」
「ああ。常に人々を照らし、恵みを与え続けるあの太陽に誓おうかと思ったが、そう思ったのが夜だったので、とりあえずその辺の街灯に誓っておいた」
「適当極まりねえ!」
「街灯だって人々を照らし、恵みを与え続けているではないか。街灯がなかったら大変だぞ?」
「そりゃそうだけど……」
せめて月に誓えよ。
曇っていたのか?
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神原駿河×阿良々木暦
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「化物語(下)」
(西尾維新著、講談社BOX刊)
「第四話 なでこスネイク」(P.28~29)より
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縦に割れるカーブというか高速フォークというか……。出だしからオチまでの落差がすごい、です。
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