【書感0018】ピクシー・ワークス [書き溜めのるつぼ]
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「ピクシー・ワークス」
(南井大介著、アスキー・メディアワークス電撃文庫刊)
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うん、よい物語でした。空を目指す物語。未来へ続く、ひと夏の物語。――すごく控えめに言えば、ですが(^^;
キャッチコピーをつけるなら、なんだろう――部活ライトスタッフ? ガールズ・ライトスタッフ? マッド・ライトスタッフ? ……てか、それ全部?
ライトノベルを手に取る人で「こんな女子高生いねぇよ!!」と目くじら立てる人はたぶんいないと思いますが………それにしたってハイスペックすぎだろ、笹島明桜天文部&生徒会(^^;
著者は新人みたいですけど、新人らしからぬ力量を感じさせます。描写は外面も内面もよいし、セリフ回しを始め筆致は終始安定しているしで、純粋に物語や物語世界そのものを楽しめます。
物語を彩るキャラもそれぞれに魅力的です。
芹香もいい。奈緒子もイイ。千鶴も由衣も良い。だが、あえて言いましょう――
全編に渡って、ヴァルティ無双である、と!
これは続刊が楽しみです――え、出るよね、続刊?
※ネタバレ防止のため、付けたいタグをいくつか省略しております
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