SSブログ

【迷場面0111】「いえ、ですから、あなたのお側に這い寄る混沌ですが」 [這いよれ!ニャル子さん]


這いよれ! ニャル子さん (GA文庫)

這いよれ! ニャル子さん (GA文庫)

  • 作者: 逢空 万太
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2009/04/15
  • メディア: 文庫


「お前、いったい何なんだよ……」
「いえ、ですから、あなたのお側に這い寄る混沌ですが」
「お前は地球に遊びに来たのか」
「失礼な! これもちゃんとした調査の一環としてですね」
「何の調査だ言ってみろ」
「…………」
「なぜ目を逸らす」
 ニャルラトホテプは露骨に明後日の方向を向いている。唇をすぼめて、息をひゅうひゅうと吹いているのは、おそらく口笛を吹こうと思っているが音が出ないのだろう。
「いや、まあ。これは言ってみれば自分へのご褒美」
「お前、褒められる事、何かしたか。あとご褒美があるなら自分への罰もあるよな。仕事サボってる罰は?」
「それはその……ま、前払いという事で」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
八坂真尋×ニャルラトホテプ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「這いよれ! ニャル子さん」
(逢空万太著、ソフトバンククリエイティブGA文庫刊)
「1.第三種接近遭遇」(P.63~64)より
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 なんつー人間くさい邪神だ(^^;

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。