【迷場面0004】「同じだ馬鹿親っ」

「馬鹿野郎。モニタに映した女房子供の画像を凝視してるよか遙かにまともだぞコノヤロウ」
『凝視？　違うなそれは。――愛でていると言うんだ』
「同じだ馬鹿親っ」

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熱田・雪人×鹿島・昭緒
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「終わりのクロニクル２＜上＞」
　序章『偽証の始まり』（P.28）
（川上稔著、メディアワークス電撃文庫刊）
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　鹿島の返しが最高です。
　二言目が「それは違うな」ではなく「違うなそれは」となっている言葉選びの妙、これが川上クオリティ。