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【書感0030】俺はまだ恋に落ちていない [書き溜めのるつぼ]


俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)

俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)

  • 作者: 高木 幸一
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2011/11/16
  • メディア: 文庫


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「俺はまだ恋に落ちていない」
(高木幸一著、GA文庫刊)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 ラノベのタイトルは、いっそ「俺妹」以前と「俺妹」以後に分けちゃってもいいんじゃないかというくらい、近ごろめっきり増えましたよねぇ……こういうノリのタイトル。
「本家」とレーベルは違えど、どこまで狙っているのか、タイトルは同じようなノリで、ヒロインも同じく妹……但し、本作のほうは他人の。かつ2人。
 但しでもう一つ言うと、「本家」のほうはねーよ的設定のオンパレードですが、本作のほうはアリかな的設定でまとめられている点は好印象。ストーリーそのものというより、キャラたちの心の触れ合いや掛け合いを堪能するのが本作の楽しみ方ではないかと感じましたが、そういう意味では最後まで楽しめました。

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【書感0029】しゅらばら!3 [書き溜めのるつぼ]


しゅらばら! 3 (MF文庫 J き 4-3)

しゅらばら! 3 (MF文庫 J き 4-3)

  • 作者: 岸杯也
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: 文庫


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「しゅらばら!3」
(岸杯也著、MF文庫J刊)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――


「……そう来たか……。やるわね」

 これはあるキャラの作中のセリフですが、本作を読み終えた私の心境でもあります。

 1~2巻は、設定に独自色こそあるものの、よくあるハーレム系ラブコメだと思って読んでました。GA文庫に「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」というシリーズがあるんですが、この作品と、タイトルも、男1:女3(とか4)の構図も、ニセ恋人設定も……と、ことごとく被ってて、でも掛け合いは「俺修羅」のが断然面白いので、「しゅらばら!」はよほど面白くなければ3巻で切るつもりでした。

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【名言0022】語り手知らず(地の文につき) [書き溜めのるつぼ]

 美人は得で、可愛いは正義。
 それが世の中の基本原理である。

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【書感0028】桜色の春をこえて [書き溜めのるつぼ]


桜色の春をこえて (電撃文庫)

桜色の春をこえて (電撃文庫)

  • 作者: 直井 章
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2011/11/10
  • メディア: 文庫


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「桜色の春をこえて」
(直井章著、アスキー・メディアワークス電撃文庫刊)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 久々に出会った良作です!!

 三組の女子高生がさわやかに友情を育んでいく青春模様と、複雑な家庭環境を背負った子供たちの苦悩と自立までの心の動きが、それぞれ物語の縦糸と横糸となって、すがすがしい読後感をもたらすハートフルストーリーです。作中にちりばめられたエピソードも掛け合いも粒揃い。かなり気に入りました。

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【書感0027】ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕 [書き溜めのるつぼ]


ストライク・ザ・ブラッド〈1〉聖者の右腕 (電撃文庫)

ストライク・ザ・ブラッド〈1〉聖者の右腕 (電撃文庫)

  • 作者: 三雲 岳斗
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: 文庫


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕」
(三雲岳斗著、アスキー・メディアワークス電撃文庫刊)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ストライク・ザ・ブラッド」が、 ミーのハートに どストライクです。


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わたしたちは、きっとできます。 [danying message]

ひとりひとりの、ほんのちょっとずつのおもいやりでも、
集まれば、たくさんの人の大きな助けになります。

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【迷場面0155】「でも、かわいくなった隊長はもっと好きです!」 [IS<インフィニット・ストラトス>]


IS〈インフィニット・ストラトス〉 3 (MF文庫J ゆ 1-3)

IS〈インフィニット・ストラトス〉 3 (MF文庫J ゆ 1-3)

  • 作者: 弓弦 イズル
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/12/22
  • メディア: 文庫


「何をしている! 現時点で三七秒の遅れだ! 急げ!」
 そう怒号を飛ばしているのは副隊長であるクラリッサ・ハルフォーフであった。年齢は二十二。部隊の中では最高齢であり、十代が多い隊員たちを厳しくも面倒見よく牽引する『頼れるお姉様』。
 その専用機『シュバルツェア・ツヴァイク(黒い枝)』に緊急暗号通信と同義のプライベート・チャネルが届いた。
「――受諾。クラリッサ・ハルフォーフ大尉です」
『わ、私だ……』
 本来ならば名前と階級を言わなければならないのだが、向こうの声が妙に落ち着き無く揺れているためクラリッサは怪訝そうな顔をする。
「ラウラ・ボーデヴィッヒ隊長、なにか問題が起きたのですか?」
『あ、ああ……。とても、重大な問題が発生している……』
 その様子からただごとではないと思ったクラリッサは、訓練中の隊員へとハンドサインで『訓練中止・緊急招集』を伝える。
「――部隊を向かわせますか?」
『い、いや、部隊は必要ない。軍事的な問題では、ない……』
「では?」

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【名言0021】クラフト・ロレンスはかく語りき [狼と香辛料]


狼と香辛料〈8〉対立の町(上) (電撃文庫)

狼と香辛料〈8〉対立の町(上) (電撃文庫)

  • 作者: 支倉 凍砂
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2008/05/10
  • メディア: 文庫


 思い出は、笑えないことほど笑みを伴う。

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【迷場面0154】「童貞野郎なんですねっ」 [化物語]


化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

  • 作者: 西尾 維新
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


「どっちが悪いかなんて問題ではありませんっ! たとえわたしが悪いとしても、それでもわたしは多大なるショックを受けたんですっ! ショックを受けている女の子を前にしたら、自分が悪くなくとも謝るのが大人の男ではないのですかっ!」
「大人の男は、謝らない」
 僕は声を低くして、言った。
「魂の価値が、下がるから」
「格好いいーっ!?」

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【迷場面0153】「わ、わたし、処女じゃないもん! 経験済みだもん! もう大人だもん!」 [小さな魔女と空飛ぶ狐]


小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)

小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)

  • 作者: 南井 大介
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/09/10
  • メディア: 文庫


「ふうん。ねえ、中尉さん、ちょっと質問して良いかしら?」
 アンナリーサが唇の端をにこやかに曲げながらクラウゼに尋ねる。
「ええ。どうぞ」
 クラウゼは敬礼を解きながら、アンナリーサの瞳にある感情に気づく。
「人を殺した時ってどんな感じ?」
 場の雰囲気が一変し、液体窒素をぶちまけた様に空気まで凍りついた。
 クラウゼはアンナリーサの瞳にある感情を理解した。
 好奇心だ。猫がネズミをなぶるような悪意なき残酷さに溢れている。眉や瞼、瞳、皺の動きまで見逃すまいとする目は、まるで新薬を投与したネズミの反応を観察しているようだ。
「貴方はサピアで大勢を殺したんでしょう? 空戦で、爆撃で、たくさん殺したんでしょう? ねえ、どんな気分? どんな気持ち? 昂奮した? 後悔した? 楽しかった? 辛かった? コンバット・ハイを経験したことは? PTSDは発症した?」

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【迷場面0152】「経験は、ありません。処女です」 [化物語]


化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

  • 作者: 西尾 維新
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


「あのね、戦場ヶ原」
 言い聞かせるような口調になってしまった。
「仮にそんなような交渉が成立してしまったら、僕達の間に、その後の友情はありえなくなると思うんだよ」
「あら。言われてみれば確かにそうね。そうだったわ。では、エロ方面は禁止ということで」
 まあ、妥当だ。
 ていうか、語尾に『にゅ』は、戦場ヶ原の中ではエロ方面の要求なのか……。澄ました顔して、結構特殊な趣味を持っているよな、こいつ。
「でも、どうせ阿良々木くんはエロ方面の要求なんてしてこないだろうとは思っていたけれどね」
「お。えらく信頼されてんじゃん」
「童貞だもの」
「……………」
 そんな話もしましたね。
 そう言えば、先週。
「童貞はがっついてないから、相手が楽でいいわ」
「あの……戦場ヶ原、ちょっと待ってくれよ。お前そうやって童貞について、この前から色々言ってるけどさ、お前だって、別に経験があるわけじゃないんだろう? それなのに童貞をそういう風に言うのは、あんまり感心しないというか――」
「何言っているの。私は経験者よ」
「そうなのか?」
「やりまくりよ」
 さらりと言ってのける戦場ヶ原。

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【迷場面0151】「認めましょう、僕は童貞野郎です!」 [化物語]


化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

  • 作者: 西尾 維新
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


「もういいわよ。こっちを向いても」
「そうかよ、ったく……」
 僕は本棚から、戦場ヶ原を振り向いた。
 まだ下着姿だった。
 靴下も穿いていない。
 やたら扇情的なポーズを取っていた。
「何が目的なんだお前は!」
「何よ。今日のお礼のつもりで大サービスしてあげてるんだから、ちょっとは喜びなさいよ」
「………………」
 お礼のつもりだったのか。
 意味が分からない。
 どちらかというとお礼よりお詫びを求めたい。
「ちょっとは喜びなさいよ!」
「逆切れされたっ!?」
「感想くらい言うのが礼儀でしょう!」
「か、感想って……っ!」

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【名場面0054】「今ハモット可愛イデスヨ」 [小さな魔女と空飛ぶ狐]


小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)

小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)

  • 作者: 南井 大介
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/09/10
  • メディア: 文庫


「あれは私が十四歳の、超可愛かった時のこと……」
 唐突に話し始めた、と思うとすぐに黙りこくり、クラウゼをジトッと見つめる。
 クラウゼはアンナリーサがなぜ黙ったのかわからず、話の再開を待っていたが、やがて、アンナリーサが痺れを切らしたように罵声を張り上げた。
「なんで今はもっと可愛いですよって言わないのよ、シュナウファーッ!」

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【名場面0053】現代の魔法使い達は神や悪魔なんて暇そうな輩の力は借りない。 [小さな魔女と空飛ぶ狐]


小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)

小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)

  • 作者: 南井 大介
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/09/10
  • メディア: 文庫


「いったい、どんな魔法を使ったんですか?」
 クラウゼの問いかけに、
「あらゆる問題には答えが存在する。だけど、世界には解法の糸口さえ見えない難問がたくさんある。歴史上の多くの天才達が挑み、それでも解けないのはなぜだと思う?」
 得意げに語るアンナリーサの横顔は十六歳の少女ではなく、新進気鋭の科学者であり、年若いながら立派な魔女のものだった。

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【書感0026】「ヘヴィーオブジェクト 採用戦争」 [へヴィーオブジェクト]


ヘヴィーオブジェクト採用戦争 (電撃文庫)

ヘヴィーオブジェクト採用戦争 (電撃文庫)

  • 作者: 鎌池 和馬
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 文庫


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「へヴィーオブジェクト 採用戦争」
(鎌池和馬著、アスキー・メディアワークス電撃文庫刊)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 相変わらずのクウェンサー無双。
 だが、本作はそれ以上にッッ…………フローレイティアさん無双!!

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【名台詞0038】ヨシナオは言いました [境界線上のホライゾン]


境界線上のホライゾン2〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)

境界線上のホライゾン2〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)

  • 作者: 川上 稔
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/07/10
  • メディア: 文庫


「もし行くならば堂々と行かれよ、しかし忍んで行かれよ、それが逢い引きのコツである」

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【名場面0052】「お邪魔しまーす。敢えて言うよ。お邪魔しまーす」 [藤堂家はカミガカリ]


藤堂家はカミガカリ〈3〉 (電撃文庫)

藤堂家はカミガカリ〈3〉 (電撃文庫)

  • 作者: 高遠 豹介
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2008/09/10
  • メディア: 文庫


「ごめん。一人にして」
 春菜が顔を上げると、まばたきした拍子に涙がこぼれた。そしてまたうつむき両手で顔を覆った。
「神一郎さんは悪くないです。謝らないで、ください」
 何を言えばいい。何を言えば、春菜は泣かずにいてくれる。
 わからなかったから、とりあえずしゃがんだ。わからなかったから、とりあえず春菜の顔を隠す手をとって、握った。
 そうしたら、言葉が勝手に出てきてくれた。
「帰ってくるから、絶対。大切だから、この家が。矢が降ってきても帰ってくるから」
 そう言うと、涙を浮かべたまま春菜は微笑んで「おおげさですよ」と言った。
「……でも、嬉しいです」

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【迷場面0150】「警察はなにしてたんだ!」 [さよならピアノソナタ]


さよならピアノソナタ (電撃文庫)

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

  • 作者: 杉井 光
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 文庫


「神楽坂先輩に逢ったんだって?」
 翌朝の教室で、千晶はぼくの顔を見るなりそう言った。
「ああ、うん」ぼくはうんざりして答える。「逢ったっていうか遭ったっていうか」
「じゃあ、もう入部決まりだね?」
「なんでだよ」
「先輩、なにかほしいと思ったら絶対手に入れる人だから」
 そのやばいせりふは昨日、本人からも聞いた。神楽坂先輩は裏庭の練習個室の前で、ぼくにずびっと指を突きつけてこう言ったのだ。
『私はほしいと思ったものはどんなことをしてでも手に入れる。蛯沢真冬も、この部屋も、それからきみも』
 先輩の宣言する後ろで、練習個室から漏れ聞こえるショパンの葬送ソナタは終楽章の墓場に吹きすさぶ風のところに差しかかっていて、ぼくは一瞬死にたくなったものだ。

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【名場面0051】「絶対、ぜったい許さないんだからぁ!」 [パパのいうことを聞きなさい!]


パパのいうことを聞きなさい 2 (集英社スーパーダッシュ文庫)

パパのいうことを聞きなさい 2 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 松 智洋
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/02/22
  • メディア: 文庫


「その話はいいから。それより、ベッドに戻らないと具合が悪くなるよ、空ちゃん」
「戻れないわよ……。だって、今、お兄ちゃんのこと、あんな風に言われてた……っ!」
 しっかりと、前島君の目を見て告げる。それに前島君は戸惑っているように見えた。
 こんな空ちゃんを見たことがないんだろう。
 内弁慶で、引っ込み思案な空ちゃん。でも彼女は、俺の知る限り、しっかり者で意志の強い、三姉妹の頼りになるお姉ちゃんなのだ。
「で、でも……こいつは、赤の他人だって」
「……そんなことないっっっ!!」

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【名台詞0036】エリカ・ブランデッリは言いました [カンピオーネ!]


カンピオーネ!〈2〉 (集英社スーパーダッシュ文庫 た 9-2)

カンピオーネ!〈2〉 (集英社スーパーダッシュ文庫 た 9-2)

  • 作者: 丈月 城
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/11/21
  • メディア: 文庫


 浮気はいい。それも王者の特権だ。でも、本気は許さない。
 草薙護堂が本気で愛するのは、エリカ・ブランデッリただひとりでなくてはいけない。

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【迷場面0149】「まさか、まさか日本がそのような国であったとは……」 [終わりのクロニクル]


終わりのクロニクル4〈上〉―AHEADシリーズ  (電撃文庫)

終わりのクロニクル4〈上〉―AHEADシリーズ (電撃文庫)

  • 作者: 川上 稔
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫


 観れば、画面の向こうで新庄がバスタオルを下に落としていた。
 薄暗い中、肩から脇、そして腰から尻側に流れ落ちるラインが見え、しかし、横を向いて露わになった胸は、
「ロジャー! ロジャー! どういうことだ! あれは、――男だぞ!!」
「Tes.、私の知識が正しければ、日本には古来からそういう道があり、戦国時代の武将達は作法の一環として庵室を構えて各々の御手前を競い合い、器具類を見せ合ったとか」
「まさか、まさか日本がそのような国であったとは……」

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【迷場面0148】「恐ろしい、恐ろしい民族だな!」 [終わりのクロニクル]


終わりのクロニクル4〈上〉―AHEADシリーズ  (電撃文庫)

終わりのクロニクル4〈上〉―AHEADシリーズ (電撃文庫)

  • 作者: 川上 稔
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫


「ロジャー! ロジャー! 日本の子供の性はここまで乱れておるのか!?」
「Tes.、全ネット上の児童ポルノの四十パーセントは日本製であります。そして日本人の人口は世界人口の約二パーセント。この論からいけば、――日本人の児童ポルノ度は世界標準の約二十倍と計測出来ますし、潜在指数はそれを遥かに超えるものであります」
「恐ろしい、恐ろしい民族だな!」

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【名台詞0034】豊国如意は言いました [書き溜めのるつぼ]


スイート☆ライン〈3〉オーディション編 (電撃文庫)

スイート☆ライン〈3〉オーディション編 (電撃文庫)

  • 作者: 有沢 まみず
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 文庫


「……弟くん。覚えておきなさい。オトナになったらね、努力って当たり前なのさ。学生のうち、あるいはアマチュアの世界なら努力したってこと自体が評価されるよ? でもね、真剣勝負の……何か本当にプロとして邁進するなら、なんだってそうだ。サラリーマンだって大工だって板前だってきっとプロデューサーだって」
 豊国さんは落ち着いた声で俺に語りかけた。
「成果だ。出来たことでしか評価されない」
 足を組み、ちょっと背をそらし、一言一言区切るように、
「だって、当然だろう? いい? 努力はして当たり前なの、真剣勝負の世界では。じゃ、成果ってなんで出来ると思う?」

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【名場面0050】「わたしたち、地上最強の夫婦になれるんじゃない?」 [カンピオーネ!]


カンピオーネ! 神はまつろわず (集英社スーパーダッシュ文庫)

カンピオーネ! 神はまつろわず (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 丈月 城
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/05/23
  • メディア: 文庫


「ところで護堂、久しぶりにふたりっきりなんだから、そんな色気のない話はやめない? せっかくの短い逢瀬なのよ?」
 いきなりエリカが近づいてきた。
 ぴったりと護堂に寄り添い、耳元でささやきかけてくる。
 魅惑的な少女から、積極的にスキンシップを迫られる。健全な男子高校生であれば、誰しも胸をときめかせる展開である。
 もちろん、護堂も例外ではない。ないのだが――。
「そういう悪ふざけはやめろって何度も言ってるじゃないか。もっと節度を守って、健全な友達同士のつきあいをしよう!」
「ふざけてないわよ。久々に会った恋人同士で、愛を確かめ合おうってだけじゃない」
 こちらの反駁など無視して、エリカが顔を近づけてくる。
 頬に頬をすり寄せ、体重を預けながらの、蜜のように甘いささやき。
 護堂はできるだけ距離を保とうと、必死に後ずさった。
「お、俺はおまえの恋人じゃないっ。いいかげんにしてくれよ、頼むから!」
「あなたの方こそ、いいかげんにわたしの愛を受けいれなさい。わたしのどこが不満なの? 容姿でしょ、若さでしょ、あとスタイル、この辺は全く問題ないと思うんだけど。……もしかして護堂、すごくマニアックな趣味があるとか?」

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【名場面0049】「…………姐さん、おいらに勝ち誇ってどうするんですか?」 [疾走れ、撃て!]


疾走(はし)れ、撃て! (MF文庫J)

疾走(はし)れ、撃て! (MF文庫J)

  • 作者: 神野 オキナ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 文庫


「…………」
 物陰から、虎紅はそんなミヅキの背を見ていた。
 使い魔・ジンジュウロウからの報告を聞いて、自分の料理の失敗にガッカリし、気晴らしにPXにでも、と思って外に出た途端にミヅキが走っていくのを見たのである。
 少女はしばらく腕組みをして考える。
 あの少女の態度と、ブツブツ呟いていた言葉の意味を。
「…………」
「あー、姐さん?」

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【名場面0048】「そう、なら安心……って、ええ!?」 [葉桜が来た夏]


葉桜が来た夏〈3〉白夜のオーバード (電撃文庫)

葉桜が来た夏〈3〉白夜のオーバード (電撃文庫)

  • 作者: 夏海 公司
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 文庫


「学……」
 葉桜は呆然と彼の名前を呼んだ。ややあって彼女は視線を逸らした。憑き物が落ちたように顔から険しさが引いている。双眸に知性の光が戻っていた。彼女は気恥ずかしそうに口元を歪め顔を伏せた。気のせいか、白い頬がわずかに上気している。
「……ゅう」
「あ?」
「銃……、もう撃たない?」
「おまえが行かないならな」
 学の答えを聞いて、葉桜はすっと彼の手首を離した。顎を引いたまま、やや上目遣いに彼を睨みつける。
「学は――卑怯だと思う」
「卑怯って……」
「自分の命を人質にするなんて、生き物として最悪の行為よ。最低、馬鹿、卑劣漢、大嫌い」

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【迷場面0147】「なら言葉の警察を呼びなさいよ」 [化物語]


化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

  • 作者: 西尾 維新
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


「言葉の暴力って知ってるか」
「なら言葉の警察を呼びなさいよ」
「…………」
 現実の警察でも対処できない気がした。

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【迷場面0146】「それは紙切れと言うんだ」 [這いよれ!ニャル子さん]


這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

  • 作者: 逢空 万太
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2009/07/15
  • メディア: 文庫


「以前真尋さんが仰ってました金銭的余裕に関しては問題ないですよ。生活費は入れますから、というか逆に八坂家の皆さんを養うくらい造作もないです」
「え、そうなのか」
「ええ、ポケットマネーで六十六兆二千億くらい」
「なぜに一九九〇年の一般会計額」
「ただし単位はジンバブエ・ドル」
「それは紙切れと言うんだ」
 不謹慎極まりなかった。

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