【書感0024】ギブあっぷ3! [ギブあっぷ!]
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「ギブあっぷ3!」
(上栖綴人著、ホビージャパンHJ文庫刊)
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いわゆるラノベのメインターゲットは、ミドルティーンからハイティーンにかけての年齢層ではないか、と思うわけです。もっともメインマーケットとなると、そうした少年少女が成長して購買力を備えたオーバーエージ枠なんでしょうけど……基本はやはり、ティーンエイジャー向けだと思うのですよ。
さて本作、出版社は違いますが「付喪堂骨董店」シリーズのお約束でお楽しみ、毎巻4章の通称“咲語り”よろしく、毎巻終盤になると覚醒モードに入った主人公がダブルヒロインのうち「お色気担当」のほうをいつもと逆転してあれやこれやしちゃうシーンがお約束でお楽しみなわけです、が。
2巻まではエロせつないというか、エロ甘酸っぱいというか、エロまどろっこしいというか………寸止め、でもギリギリ寸止まってないかも、で済んでたけど、3巻は………3巻は――――
………やばい、ヤヴァイってこれ絶対!!!
具体的に言うと221ページとか!!
ヒロインのブレイクが予想していたより早くて、せつなさ炸裂(古いな(^^;)というかせつなさ爆発しちゃったわけですが、おかげで先の展開が読めなくなりました。
最終盤のほうは急展開に次ぐ急展開で、え、なにこれ完結編!?てなノリだったので、あわててあとがきまで読み進めて一安心したわけですが。そうなると当然興味は4巻に。
先制攻撃も束の間、なにげに周回遅れにされた蛍の逆襲なるか!?
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