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【迷場面0101】「行為には及ばないし心配にも及ばねえよ!」 [化物語]


化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

  • 作者: 西尾 維新
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


「大体、お前は元々、スキャンダルなんて気にしてなかっただろうが。ええい、離れろ」
「嫌だ。デートのときは手を繋ぐものだと、ものの本には書いてあったぞ」
「デート!? 一回でも言ったか、そんなこと!?」
「む?」
 神原はとても意外そうに首を傾げる。
「そう言えば、言ってなかったかな。阿良々木先輩から誘いがあったというだけで舞い上がってしまい、よく話を聞いていなかったのだが」
「ああ……ずっと生返事だったもんな、お前……」
「しかし、阿良々木先輩。それはさすがにどうかと思うぞ。私もそれなりに性に開放的な方ではあるし、できる限り阿良々木先輩の意に添いたいと考えるが、デートも抜きでいきなり行為に及ぼうというのは感心できない。阿良々木先輩の将来が心配だ」
「行為には及ばないし心配にも及ばねえよ! 高校二年生が性に開放的とか言ってんじゃねえ!」
「まあしかし、ことここに至れば仕方あるまい。気は進まないが、乗り乗りかかった船だ」
「ノリノリなんじゃねえかよ!」

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阿良々木暦×神原駿河
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「化物語(下)」
(西尾維新著、講談社BOX刊)
「第四話 なでこスネイク」(P.16~17)より
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 神原、おそろしい娘!(^^;

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